自分らしい一歩を踏み出すコミュニティ
こうち起業部 “Switch”
Switchとは
社会や経済、テクノロジーが激しく変化を遂げる中で、これまでの「常識」や「当たり前」を疑い、当事者意識をもって新たな価値を創造する人材の必要性が高まっています。
解決されていない課題を見つけ、新たな価値を生み出すための考え方や姿勢は、アントレプレナーシップ(Entrepreneurship、起業家精神)と呼ばれ、そうしたマインドセット(思考様式)を持つ人材の育成は地域社会の未来にとって重要な課題の一つだと考えられます。
こうち起業部 ”Switch” は、高知で暮らす子どもたちに向けて、一人ひとりが「Being(自分自身の価値観や信念、在り方)」に向き合い、当事者意識を持って行動していくためのマインドセットとやり抜く力の獲得を目指したプログラムです。
具体的には、1)一人ひとりが自分自身と向き合い、在りたい自分を見つけるBeingプログラム、2)自分と紐づいたマイプロジェクトを実践するDoingプログラム、3)最新の事業創造手法を学ぶKnowingプログラム、の提供を通じ、試行錯誤を通じて自分が本当にやりたいことを見つけ、自分らしい一歩を踏み出すきっかけづくりを進めていきます。
特徴1
起業をゴールにしない
プロジェクトを成功させたり、起業することはゴールではありません。本プログラムでは現時点で起業意志のあるなしは関係ありません。起業することやプロジェクトの成功を目的にするのではなく、自分がワクワクするプロジェクトの実践を通じてそれぞれの学びを最大化することを目指します。
特徴2
想いを起点にじっくりと育てる
農耕型インキュベーション
いきなりビジネスモデルを作ったり、過剰な知識のインプットを行うのではなく、一人ひとりの想いを起点に、セルフ・アウェアネス(自己認識)を高め、当事者意識を持ったプロジェクトの実践を重ねることで少しずつ自分自身の本当の想いに気づき、前に進む力を身に着けていくことを目指します。
特徴3
経験豊富なメンターによる伴走
起業や事業創造、起業支援の経験豊富な県内外のメンター陣が伴走し、プロジェクトはもちろん、彼らのキャリア選択や学び、モチベーションをサポートします。
カリキュラム
Switchのカリキュラムは3つに分かれています。
Beingプログラム
一人ひとりが自分自身と向き合い、
ありたい自分に出会うためのプログラム
Doingプログラム
自分と紐づいたマイプロジェクトを
小さく実践するためのプログラム
Knowingプログラム
最新の事業創造手法や
先輩起業家の経験談を学ぶプログラム
カリキュラムーBeingプログラム
マイプロジェクト
個人の可能性と仲間同士の深い関係性を創り出す手法として広がりを見せる「マイプロジェクト」手法を用いた対話を行います
キャリアデザインワーク
地域で想いを持って活動する方との対話やワークを通して、自分自身を掘り起こし、自分の“好き”を発見することを目指していきます
レゴ®シリアスプレイ®
ワーク
レゴⓇシリアスプレイⓇメソッドを活用したワークショップを通じて、想いや価値観、ビジョンを可視化していきます
カリキュラムーDoingプログラム
マイプロジェクト実践
自らが描いたプロジェクトを自らがオーナーシップをもって小さく実践していきます
プロジェクトインターン
アンバサダーやパートナーが実施するプロジェクトへ参画し、事業創造やプロジェクトマネジメント、共創のプロセスを実体験していきます
メンタリング/ピアメンタリング
メンターや参加者同士の対話を通じ、現状報告や進捗確認、課題や悩みを語り合い、自分自身の気づきを深めていきます
カリキュラムーKnowingプログラム
デザイン思考メソッド
新たなアイデアや事業創造メソッドとして注目されるデザイン思考についての基礎的な考え方やプロセスを学びます
リーンスタートアップ
新規事業開発のマネジメント手法として理解されるリーンスタートアップの考え方と進め方について学びます
テーマ別プログラム
アンバサダー陣が講師となり、商品開発、ゲストハウス経営、コミュニティカフェ経営、ファシリテーションなどについて学びます
参加対象
参加対象者
高知県内在住の小学生、中学生、高校生、専門学校生、大学生
※参加には申込と審査があります。
参加条件
無料
参加特典
- Kochi Startup BASE(KSB)で開催される指定講座を無料で受講できます
- KSBのワークゾーンを無料で利用できます
- アンバサダーと参加者によるオンラインコミュニティ(非公開)へ参加できます
参加の流れ
①アンバサダーへの相談
②申込フォームより参加申し込み
③面談
④入会決定
⑤活動スタート
プログラムの流れ
1入会決定
2主任メンターの決定
3導入プログラム受講
4個別プログラム設計
5プロジェクトスタート&メンタリング
6定例報告会&ピアメンタリング
サポート体制
アンバサダー(メンター)
本プロジェクトの趣旨に賛同し、高知県内の子どもたちのアントレプレナーシップの育成をサポートするアンバサダーが様々な情報提供やメンタリングを通じて皆さんの想いやプロジェクトをサポートしていきます。
須藤 順
高知大学 地域協働学部 准教授
博士(経営経済学)、社会福祉士、LEGO®SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ。医療ソーシャルワーカーとして勤務後、中間支援機関においてコミュニティビジネス/ソーシャルビジネス、まちづくり/コミュニティデザイン支援に従事。(独)中小企業基盤整備機構リサーチャーを経て、現職。専門は、社会的企業論/社会起業家論、コミュニティデザイン論。マイプロジェクト手法を活用した起業家育成、地域イノベーター育成に関する実践と研究を各地で展開。2018年2月中小企業庁・創業機運醸成賞受賞(「マイプロジェクト手法を活用した学生向けの起業・新規事業開発支援」)、消費者庁主任客員研究員(消費者行政新未来創造オフィス)。
嶋崎 裕也
株式会社アースエイド 代表取締役
特定財団法人 日本綜合医学会 理事某自動車メーカーにてシャシー開発、低燃費エンジン開発、開発統括業務などに携わった後、2013年に全国初の伝統調味料「葉にんにくヌタ」を6次産業モデルで製造・販売する株式会社アースエイドを創業。現在は特定財団法人 日本綜合医学会の理事も務め、健康相談や食育講演活動を通じて「食の本質」を伝えることにも尽力し、ガン・糖尿病の生活習慣病や精神疾患の患者を削減させ、医療費問題に貢献することを人生の目標としている。
野崎 浩平
土佐塾中学:高等学校理科教諭
2019年度の経済産業省「未来の教室」実証事業「HeroMakers」二期生。高知のゆるふわ教育コミュニティーTosa Educator's Guildの共同創設者。 大学卒業後、学校や予備校の講師を数年。その後、ベネッセコーポレーションで実験教室の運営やコーディネート・教材開発をしていたが、退職して高知へ移住。現在は私立学校で教員をしながら、新コースの立ち上げに従事している。転職歴は片手では収まらない。 常に「子どもと対話する学び」に取り組んでおり、「生徒も私も一緒に考えて学ぶ。そうするうちに、彼らが自然と学び始める」がモット。
橋本 貴紘
Workth 代表
理学療法士
1988年高知県生まれ。急性期病院、訪問看護ステーション、デイサービス、介護予防事業を経験。その中で、地域には腰痛や肩こりといった、病院に行くほどでもない体調不良を抱えたまま仕事をしている方が多く、さらに自分の体調不良に対し、「時間もお金も、相談する相手もいない」という課題を抱えている事に気づく。これらの課題を解決するために、「平成29年度 高知家ビジネスプランコンテスト」に出場し、最優秀賞を受賞する。現在は、高知県内を拠点とし、理学療法士を中心とした専門職が、オンラインをベースに腰痛などの体調不良を企業の中から解決していく「Workth」という事業を展開している。
原 亮
エイチタス株式会社 代表取締役社長
国内最大級のアイデアソン実績を持ち、地域の課題解決から企業の商品企画まで、アイデア創発を通じて幅広くサポート。事業開発・組織開発・公共の再構築、当事者の方が自走できるための支援を行う。復興庁、青森観光ハッカソン~オープンデータ×地域観光資源活用、製薬メーカー、通信キャリア等、大手企業へのコンサルなど多数実施。1次産業、観光、介護、防災、地域資源、スポーツなどあらゆる分野にIT活用を絡めた異分野・地域間の連携の場づくりでも評価される。総務省 地域情報化アドバイザー、中小企業基盤整備機構 人材支援アドバイザーなど10を超える要職に在任。
大西 正泰
一般社団法人ソシオデザイン 代表
1970年徳島県生まれ。野球で甲子園を沸かした池田高校のある池田町出身。教育学及び経営学修士。小中高大学の教員、製薬会社役員、コンサルタント、シェアカフェ、シェアバー、ゲストハウスと異なる職種を経験。幸福度数の高い街づくりをテーマに、ポスト資本主義での地域再生をライフワークとしている。現在は葉っぱビジネスやゼロ・ウェイスト運動で有名な徳島県上勝町をフィールドにし、2011年以降、40を超える事業者を創出している起業風土をベースにした、リノベ・サードプレイス・起業家育成の3点セットでの街づくり手法を全国で講演している。 2018年中小企業庁「創業機運醸成賞」受賞。香川大学非常勤講師、吉備国際大学社会科学部講師など。
吉田 匡
タシテン株式会社 代表取締役
大手総合リース会社営業職、外資系企業マーケティング職を経て、東北大学産学官連携推進本部国際連携室長准教授、千葉大学大学院融合科学研究科特任准教授を歴任。その間、福島駅西口インキュベートルームにて創業支援にも従事。2014年からは独立行政法人中小企業基盤整備機構が開設した、創業・新事業支援拠点「BusiNest」立ち上げに参画、2017年3月まで、日本初の公的機関直営アクセラレーターである、BusiNestアクセラレーターの企画・運営に従事。同時に、若手起業家への定期的なメンタリングを行う他、大企業を中心に新規事業立ち上げのコンサルティングも行う。 東北大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士・技術経営)、オーストラリアGriffith University, Nathan, MBA
難波 佳希
難波ファシリテーション事務所 代表
学校法人日吉学園とさ自由学校
体験学習コーディネーター・教諭
岡山県美作市出身。学生時代、国際NGOユースに所属し、社会変革のためのワークショップをキャンパス内外で実施。「対話」に興味が湧き、高校生、大学生、社会人の対話の場を創出。大学4年時に、難波ファシリテーション事務所を設立し、多種多様な研修・ワークショップのファシリテーターを務める。同事務所の運営の傍ら、学校法人日吉学園にて自然体験学習中心の私立小学校「森の小学校 とさ自由学校」の立ち上げに参画し、カリキュラム開発、採用、広報、行政への認可申請、地域連携、校舎設計等の小学校設立全業務に携わる。2019年4月より開校し、日々子どもたちと遊び、学んでいる。Kochi Startup BASEアンバサダーも務める。好きなことは、サッカー、お酒、読書。
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